Kenji Ueda
ストーリー
私は1988年から1年間、日本の銀行の派遣で北京語言大学(当時は北京語言学院)に留学しました。その後銀行員生活30年のうち前後3回に亘り計15年間中国に駐在しました。私にとって中国は第二の故郷になり、日中関係は自分と密接不可分のものになりました。
中国は日本と一衣帯水の重要な隣国です。私の経験に限らず、日本人として中国に留学し中国の国情を理解し、中国人の友人を得ることができるのは、人生における大きな財産だと思います。また、こうした人と人のつながりはおのずと日中両国の友好関係にも資すると思います。
現在、私は銀行を退職し、日中の学生がお互いの国の大学に留学するために香港の実業家が創設した百賢奨学金事業のお手伝いをしています。この奨学金を通じて留学した人たちが、その後各界においてリーダーとなって、新たな日中関係の構築に貢献してくれることを期待しています。
思い出:2016年、中国大使館主催の訪中団に参加し、27年ぶりに「母校」を訪問しました。当時私が住んだ寮は、残念ながらもう跡形もなくなっており、学校の発展ぶりに驚かされました。
人:アジアを背負う次世代のリーダーを育成する百賢奨学金事業の仕事で北京大学を訪れた際の一枚